『He has been to Kyoto.』と『He has gone to Kyoto.』

 今、私は猛烈にやる気満々です!しかも、勇気凛々なのです!!
 なべしさま、ありがとうございますm(__)m

 英語を勉強(?)し始めたころ、頭の悪い私は物凄く苦労しました・・・
 全然判らなかった(^_^;)でも、外国人講師やアメリカ人の友人達には恵まれたので、
 『英語が話せると楽しい!』と、この身をもって実感しています!!

 そこで、初期に悩んだ『現在完了型』の文章の疑問です。

 何故、『~に行ったことがある』を『I have been to 場所』
 『~に住んだことがある』を『Ihave been in 場所』というのか?
 何故それは、『I've gone to ~』と『I've lived in ~』ではダメなのか?


 マズ、最初にこの疑問をぶつけた相手は、日本人の英語講師でした。
 で、答えは・・・

 コレはね、そういう『慣用句だから』このまま覚えた方が楽よ。

 でした。確かに、そうです。慣用句なら『丸覚え』が正解だと私も思う。
 コレは日本語だって同じです。どんなに言い張っても、
 諺や慣用句の意味や言い回しは、昔から決まっている『日本語の掟』みたいなもので、
 今更『何で朝は、“お”+“早い”活用形→“おはよう”?』って言っても始まらないから・・・
 このことについては、どんな言語でも同じだと思います。

 それでも、私はこの『~にいったことがある』『~に住んだことがある』は納得いかなかった!
 なんだか・・・気持ち悪いというか・・・『国語力の低さ』というか・・・
 そこで、英語で色々な質問が出来て、説明の意味がわかり始めたころ、
 今度はアメリカ人の友人に聞いてみました。彼は天才だ!!

確かにそれは『慣用句』ナンだけど、理由はあるんだよ!
“そういわないと”困る条件があるんだ。


 友人の説明を、私のポンコツ頭で処理した結果は以下です・・・

過去の思い出として
 『~に行って、こんなことした、あんなことした』と言いたい時
今から切り離された『過去の事』なので、当然『過去形』で話します。

 Lesten! I went to kyoto last weekend.
 I saw a Maiko. She was SOOOOO Cute!!

  聞いてよ!先週末、京都に行ったの。
  舞妓さんにあってね、すごぉ~~~く可愛かった♪


この話をしてる時のポイントは『話し手は“今”は京都にいないってコトです。今は既に京都から離れて(帰って来て)、友達に『過去の話』をしています。


今まで書いていませんでしたが、『完了型の時間感覚』は、
暗に『生まれてから今日まで(ずっと)の期間(現在完了)』と
生まれてから過去の一時点までの期間(過去完了型)』という
ある程度『長い時間(期間)』を含めています。

だから『(それまでに)経験したことがある』という感覚で使うわけです。
 

さて、ココから本題です。『~へ行ったことがある』です。

現在完了型で、『彼はイラクに行ったことがある』
 →『He has been to Iraq.』
という時、

この話をしている“今”『彼はイラクにいません』!
(私が友人に『彼』を引き合わせて紹介している最中なら、
 『彼』は“今この場所に居ます”)
 
そして、『彼は(もう)イラクに行ったしまった』
 →『He has gone to Iraq.』
という時、

この話をしている“今”『彼は“この場所”に居ません』!
 (私がこの話をしてる時、『彼』は既にイラクへ出発し、
  航路の途中かも知れないし、イラクにいるかもしれない。
  でも、とにかく“行ってしまって、ココには居ない”のです)


この違いを表現するために『慣用句』としての、
『S have been to ~』が必要なんだそうです。

日本語で言うなら、
『行ったことがある』と『もう行った(出かけてしまった)』の言い方の違いです。
特に『もう行った』の場合、『出かけて留守だ』にも『過去に行った』にも使うでしょ?
日本人だから、この『言い方の違い』を気にしませんが、外国人には難しいだろうし、
私も『なぜ?』って聞かれても巧く説明できない(苦笑)
習慣的に『そう表現する』ものに成ってしまってるんですよね。
コレも『各国語同じ』だと思います。


『Have you ever been to the USA?』と聞かれると、
 『生まれてから今日までの間に、かつて一度でも、
  アメリカ合衆国に行った事(経験)がありますか?』という意味です。

『Have you gone to the USA?』と直接会って聞かれることは、
 『まず無い!』のです。現実に目の前に居る相手に質問するのに、
 『あなたはアメリカに行ってしまったんですか?(ココに居ないんですか?)』

 という質問自体が意味不明だからです。
 (TV電話やメッセンジャーが発達した現在なら、もしかしたら『目の前の相手』に使うかも(笑))

 こんな理由を教えてもらい『大納得』した私です。もしかしたら、変かも知れない・・・
 でも、そう理解したらもう忘れませんよ!!

 すみません・・・所詮『超個人的且つ算数好き的英文法解釈』ナンです・・・
 それでも、まだ解説は続きます・・・

 次回 『I have been to~』と『I have been in~』の感覚違い&『昔住んでいた』
 
 本気なのかアタシ!? <正気か?