映画『アミスタッド』
スピルバーグのドリームワークスでの監督第一作目!!
『アミスタッド』
史実に基いたお話です。舞台は1893年のアメリカです。
この映画の題名『アミスタッド』はスペイン語で『友情』です。
この題名は、奴隷船の名前です。史実に基いてるってコトは、
本当にこの名前の船があったンでしょうか?
で、本当にこの目的で使われる船に命名したの???
なんて、悪趣味な・・・ それはまぁ、いいです。
話は、アフリカからアメリカに無理やり連れてこられた人々の『自由』についてのお話です。
当時のアメリカ自体がまだ非常に若くて、『アメリカ合衆国』というより、
まだまだ植民地時代の『ヨーロッパの香りと支配力』が色濃く残る時代でしょう。
しかも、スペインが奴隷として公然とアフリカの人々を不当拘束し売買していた時代です。
船の名前の通り、スペインに連れてかえるつもりのアフリカの人々が劣悪な船内環境に氾濫を起こし、
スペイン人乗組員を殺してしまう。で、アメリカに漂着したところから、お話の本題です。
アメリカでは人権尊重の動きも大きくなり始めていた時期のもようですが、
まだまだ、南北戦争前のアメリカです。普通に『黒人=奴隷』にたいな極端な思考も残る時代です。
この時代背景のなか、言葉も通じない中で第三国にあたるアメリカで裁判をする話。
非常に困難な状況で『アフリカから不当に拘束された人々の自由』を勝ち取る裁判の話です。
詳しい内容については、非常に深ので私の表現力ではとても言い表せないので諦めます・・・
出演者が素晴らしくて、涙ものです!!
モーガン・フリーマン、アンソニー・ホプキンス、マシュー・マコノヒー。
演技力って凄いですね♪ 好きです、モーガン・フリーマンとアンソニー・ホプキンス。
文句なしです。カッコイイし、渋いし、もう感動です。
マシュー・マコノヒーも、いい味出します。とっぽい弁護士役がよく似合う。
服装がまたいいです。19世紀初頭のアメリカの服装って、
きっとまだまだヨーロッパの影響下にあったと思います。
ネクタイやスーツが今とは全く違います。ジャケットがミドル丈で、若干末広がり。
帽子も、シルクハットっていうのか、背の高い帽子を外出時男性はかぶっているようです。
マントやコートのデザインも面白いです。
スペイン軍(?)の軍服らしき白タイツも好い感じ♪
エキストラ以外、一切女性が出てきません。必要としないのでしょう。
この映画を観るにつけ、奴隷制についても、女性の地位についても、
全くもって配慮のない時代背景が身にしみます。
現在でも、決してなくならないし、非常に強く根底にある『差別の問題』について考えると、
色々な場面で、辛くなる映画でもあります。
そして、スピルバーグの映画なのに『楽しい娯楽作品』ではありません。
エンターテイメントという日本語の意味にもあたらないようい思います。
確かにスピルバーグの映画の根底には常に『愛と平和と平等』を感じます。
地球外生物や未来におけるロボットやアンドロイドにも『人権と平等と自由』をとくスピルバーグです。
確かに、本線の強いメッセージ性にブレはないです。が、あまりにもストレーで、一本槍です。
1997年作の映画なのに、おそらくCGやらファンタジーの香りも一切ない。直球勝負です。
『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『ミュンヘン』の系統です。
80年代までの『スピルバーグ映画』は好きです。90年代以降、何かが違う気がする。
その中で、どうしてスピルバーグがわざわざ『シンドラーのリスト』『アミスタッド』
『プライバート・ライアン』『ミュンヘン』を撮るのか?その意義が私には判らない・・・
このタイプの映画は『別段、スピルバーグの領域』としてそんなに大事かなぁ?
彼が作れば、大抵興行的には成功するんでしょうが、彼の真骨頂はやっぱり、
『究極的なエンターテイメント』だと思うのに・・・勘違いかな・・・
それにしても・・・『アミスタッド』て彼の他の映画に比べて、日本で知名度低くないですか?
コレも、気のせいかなぁ・・・
とにかく、映画自体は好きです。私的に『スピルバーグの香り』は感じませんが、お勧めです。
辛くなっても、何度も見てしまう映画の一つです。
『アミスタッド』
史実に基いたお話です。舞台は1893年のアメリカです。
この映画の題名『アミスタッド』はスペイン語で『友情』です。
この題名は、奴隷船の名前です。史実に基いてるってコトは、
本当にこの名前の船があったンでしょうか?
で、本当にこの目的で使われる船に命名したの???
なんて、悪趣味な・・・ それはまぁ、いいです。
話は、アフリカからアメリカに無理やり連れてこられた人々の『自由』についてのお話です。
当時のアメリカ自体がまだ非常に若くて、『アメリカ合衆国』というより、
まだまだ植民地時代の『ヨーロッパの香りと支配力』が色濃く残る時代でしょう。
しかも、スペインが奴隷として公然とアフリカの人々を不当拘束し売買していた時代です。
船の名前の通り、スペインに連れてかえるつもりのアフリカの人々が劣悪な船内環境に氾濫を起こし、
スペイン人乗組員を殺してしまう。で、アメリカに漂着したところから、お話の本題です。
アメリカでは人権尊重の動きも大きくなり始めていた時期のもようですが、
まだまだ、南北戦争前のアメリカです。普通に『黒人=奴隷』にたいな極端な思考も残る時代です。
この時代背景のなか、言葉も通じない中で第三国にあたるアメリカで裁判をする話。
非常に困難な状況で『アフリカから不当に拘束された人々の自由』を勝ち取る裁判の話です。
詳しい内容については、非常に深ので私の表現力ではとても言い表せないので諦めます・・・
出演者が素晴らしくて、涙ものです!!
モーガン・フリーマン、アンソニー・ホプキンス、マシュー・マコノヒー。
演技力って凄いですね♪ 好きです、モーガン・フリーマンとアンソニー・ホプキンス。
文句なしです。カッコイイし、渋いし、もう感動です。
マシュー・マコノヒーも、いい味出します。とっぽい弁護士役がよく似合う。
服装がまたいいです。19世紀初頭のアメリカの服装って、
きっとまだまだヨーロッパの影響下にあったと思います。
ネクタイやスーツが今とは全く違います。ジャケットがミドル丈で、若干末広がり。
帽子も、シルクハットっていうのか、背の高い帽子を外出時男性はかぶっているようです。
マントやコートのデザインも面白いです。
スペイン軍(?)の軍服らしき白タイツも好い感じ♪
エキストラ以外、一切女性が出てきません。必要としないのでしょう。
この映画を観るにつけ、奴隷制についても、女性の地位についても、
全くもって配慮のない時代背景が身にしみます。
現在でも、決してなくならないし、非常に強く根底にある『差別の問題』について考えると、
色々な場面で、辛くなる映画でもあります。
そして、スピルバーグの映画なのに『楽しい娯楽作品』ではありません。
エンターテイメントという日本語の意味にもあたらないようい思います。
確かにスピルバーグの映画の根底には常に『愛と平和と平等』を感じます。
地球外生物や未来におけるロボットやアンドロイドにも『人権と平等と自由』をとくスピルバーグです。
確かに、本線の強いメッセージ性にブレはないです。が、あまりにもストレーで、一本槍です。
1997年作の映画なのに、おそらくCGやらファンタジーの香りも一切ない。直球勝負です。
『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『ミュンヘン』の系統です。
80年代までの『スピルバーグ映画』は好きです。90年代以降、何かが違う気がする。
その中で、どうしてスピルバーグがわざわざ『シンドラーのリスト』『アミスタッド』
『プライバート・ライアン』『ミュンヘン』を撮るのか?その意義が私には判らない・・・
このタイプの映画は『別段、スピルバーグの領域』としてそんなに大事かなぁ?
彼が作れば、大抵興行的には成功するんでしょうが、彼の真骨頂はやっぱり、
『究極的なエンターテイメント』だと思うのに・・・勘違いかな・・・
それにしても・・・『アミスタッド』て彼の他の映画に比べて、日本で知名度低くないですか?
コレも、気のせいかなぁ・・・
とにかく、映画自体は好きです。私的に『スピルバーグの香り』は感じませんが、お勧めです。
辛くなっても、何度も見てしまう映画の一つです。