『現在完了』と『過去完了』のイメージ

 なんと、質問をいただきました!!なんて光栄ナンでしょうか♪
 嬉しいので、調子に乗って微力ながら説明に大挑戦です!!
 
 『現在完了と過去完了』の時間感覚

 前に描いていますが、

『過去形』は“今現在”から切り離した昔コト
『現在形』は“今”起こってたり、行動してるコト


 コレがマズ、大事な『時間感覚』です。
 
『現在完了』なら、『経験済みの状況』を“今現在”持っている
  現在完了についてもうちょっと詳しくはこちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/dtqrn133/16779264.html

『過去完了』ということは、
『今現在』からは切り離された『過去の時点』で
 既に『その前に経験済みの状況』を持っていた!

 という、あくまでも『過去の話』です。

 なんだか説明だけだと、言葉遊びのなぞなぞみたいですね。
 なので、私が日本語で日常遭遇する状況で、説明します。

同僚:『店長、転勤するんだって。この時期に大変だね!』
私 :『その話なら私も聞いたよ!』
    ↑このときが『現在完了型』「I have heard the story.」です。

以前にその話を聞くとこは経験済みの状況として
 “今現在持っています”


 この『時間感覚』が『現在完了』です。

 最初に来る動詞が『時間(時制)』を司るので、
 あくまでも、話し手は『今の自分の状況』を話しています。



私 :『この商品の売価違ってるみたい。今日の広告の品だっけ?』
同僚:『3日前の時点で、指示は聞いてたけど、それは聞いてない』
     ↑コレが『過去完了型』の出番。
    「I had heard the order 3 days ago, but I didn't hear it.」
 
 その話を聞くことは経験済みの状況として
 3日前(という過去の時点)既に、持っていた。


 ポイントは『3日前のあの時から今日(今現在)までの間こと』は、
 語られていないってコトです。同僚は、3日前のあの時以降に 
 『何か変更があったかどうかもいていません』ので、
 現在から切り離した『3日前以前の情報』
 教えてくれています。
コレが『過去完了』の感覚です。

 『過去完了型』は、過去の話です。
 『過去のあの時、既に経験済みの状況をもたっていた』
 と言っています。


『過去完了』を使う時は、大方『過去の一点』が出てきます。
 『3日前』『子供のころ』『あの時』などの
 『過去のあの時点』で既に経験済みのことです。

 


 日本語で言うと・・・

『中学生の時には、もうそれは知ってたよ』とか、
『会議が始まる前に既に聞いてたから』とか、
『君に言われる前に知っていたんだ』って感覚が『過去完了』です。


 英文にすると、上から・・・

When I was a Jr. high school student, I had known it.
I had heard the story before the meeting.
I had known it...before you said.


 この感覚で言うと、
 『I have heard the news!』だと
 「そのニュースはもう(今より前に)聞いたよ」聞く前に知ってた。
 『I had heard the news!!』だと「とっくの昔に聞いてたよ!!」

   ↑コレは言い方によっては『そんな古い話』と取れなくもないです。
    日本語でも同じです。言い方と表情と態度と状況が物言う、と。
 


『I had done~』と最初の動詞が『過去形』で始まるからには、
『とっくの昔終わった感』があるわけです。

 たとえば、『過去完了』で話すと『現在の事』は判らないことがあります。

『二十歳前には、既に酒の味もタバコも知ってたからな~!』
  ↑過去完了
<悪い子だったことを白状してます(笑)
 といったら、『二十歳から現在まで』の状況は語られていません。


『18歳の時からずっとタバコをすってるんだ』
  ↑現在完了
<でも違法?(笑)
 と言ったら、ずぅ~と今現在まで続いてるお話です。


 『現在完了』と『過去完了』の『時間感覚』が誰かに少しでも伝わると嬉しいな~
 でも、まだまだ修行が足りない・・・精進します(号泣)