単位認定試験が終わりました!

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数学と物理は斯くも難しい!

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 さて、今学期の単位認定試験が終わりました。

 今学期当初、綺麗だった新品のテキストが付箋だらけになりました(^_^;

 今期は、7月24日(日)から31(日)までの1週間、丸々私にとっての試験期間でもありました。

 長かった・・・! 実際に試験を受けた日数は3日間だけなのですが、

 飛び飛びに、自分が取った科目の試験を受けるために岡山大学構内まで行かなくてはなりません。

 私の家から岡大までは片道80km以上の道のりで、車を運転して2時間少々かかります。

 時間帯にもよりますが、大抵試や面接授業の時間は、皆さんが行動なさる時間帯でもあるので、

 通学には往復4時間以上かかります。 これが、歳を取った体には辛い・・・_| ̄|○

 こんなに辛いことになるとは、20代のときには思いもしなかった!!

 年を取るってこういうことかと日々実感する毎日です。

 24日に3科目、27日に3科目、31日に2科目。計8科目受けました。

 初日、第一時間目。朝、6時に起きて7時前に家を出て、9時15分から試験を受けました。

 件の「代数の考え方」です。 間違えました! すっかり勘違い! うっかり、凡ミス・・・

 ダメかも知れません*1ドウシヨウ 

 私って、どうしてこうおっちょこちょいでへなちょこかなぁ~

 今に始まったことじゃないから、想定内といえば想定内といえなくは無いけど・・・はぁぁ~~~~



 今回は凄く勉強しました。まぁ、メインは物理でしたが、物理と数学は表裏一体!

 数学を制する者は、物理も制する!とかわけの分からん私的理屈で、

 今回は物理・数学三昧の半年でした。

 毎日計算して、理屈を考えて、分析の基本の理解に努めて、

 右手首が痛くなるほど∂とΨ・ψ・φ・Φとℏを書いた!

 量子物理・現代物理・熱と温度という科目を取りまして、

 要するに、すべてにおいてミクロの世界が関わります。

 現代物理は、ニュートン力学までの身の回りの「見える・感じる物理」では

 説明できないところの物理です。

 ワタシ的に『アインシュタイン博士の世界』です。

 特に、量子物理はあの「シュレーシンガー方程式」で、現代物理では「(一般・特殊)相対理論」です。

 『熱と温度』という科目は、科目名からは熱力学だけっぽいですが、内容は「統計力学」と半々です。

 小さいところの計算が多かった・・・

 これに合わせて数学で「統計学」「代数の考え方」を履修したのですが、

 これはかなり作為的です。統計力学の流れで、数学の統計学が相互作用で理解が進んだし、

 シュレーシンガー方程式やらハイゼンベルク方程式やらの関数やら代数的解法のところは、

 線形代数やら「代数の考え方」の学習内容が役立つ場面と、

 数学がどうして必要なのか、何の役に立つのかといことを身をもって知る機会になりました。

 まぁ、私に理解できたことなんてたしたことではないけれど、

 高校生までの間に習う数学は、少しは日常の現象と照らして説明させることもありますが、

 実際に、なぜその計算方法を必要として、それがどのように自然とかかわっているのかということは、

 たぶん、大学位の物理をやらないと見えてこない気がします。

 大学の初年度で履修する「微積分」「線形数学」「微分方程式」「解析学」などの基礎だけをやっても、

 『だから、何?』って思うことが満載なのですが、少し専門的に力学やら量子物理やらすると、

 微分積分微分方程式が自然の中に存在することが分かります。

 当然、こんなことは、レベルの高い高校生なら知っていると思うのですが、

 受験のたに、必要な勉強を効率的に学ぶタイプの勉強法だと、少し気づきにくいと思います。

 そして、純粋に数学の基礎だけをやっても、

 この「自然の中の数学」の楽しさはなかなか見えない気がします。

 まさに、ガリレイが「自然は数学という言葉で書かれている」といったのはこのことだったのか!

 と思う瞬間に出会います。

 数学も物理も大好きですが、実際勉強すると、苦手だということを思い知る・・・

 

 後は「太陽系の科学」と「社会の中の芸術」「食品の安全性を考える」とい科目を履修。

 「太陽系の科学」は大好きな宇宙科学でしたが、試験、細かいところをつく設問・・・

 出来たと思うけど、どうかな? 記述試験だったから高得点は無理だろうな・・・

 「社会の中の芸術」は、専門科目の上(?)といか、総合科目です。

 ある程度の専門性を基礎として、各分野を包括的に見るような科目が多いです。

 この科目は、「芸術」とありますが、基本は哲学です。哲学的側面から「芸術と美学」です。

 主題が「料理芸術」なのですが、広く美術の中にある思想から歴史、

 その中の「料理芸術」に対する哲学的解釈の講義内容です。あぁ、カントの哲学は難しい!

 「食品の安全性を考える」という科目は、他専攻専門科目です。

 放送大k学には『エキスパート』という制度があります。

 体系的に専門的(?)高等教育を修めた印みたいなものです。たぶん・・・

 各エキスパート認定に必要な科目がそれぞれありまして、

 そのなかから各々10科目以上単位認定されると、エキスパートと認定されます。

 このエキスパートを6種類ほど申請しようと思っていて、そのための履修です。

 「社会の中の芸術」と「食品の安全性を考える」は出来た手ごたえがありました。

 間違ったところはありましたが、60点以上が認定されるので、何とかなると思います!


 今回さぁ、何が難しかったって・・・

 「代数の考え方」のテキストを読むのが大変だったんですよね~
 
 「劃期的」は読めるとしても「看做す」「乃至」「恰度」「符牒」とかね・・・

 一瞬『なんだっけこれ!どう読むんだった!!』て焦ることが多くて、

 全体にはもっとたくさんの漢字と美しい日本語の単語がちりばめられてました。

 数学の教科書を読むのにあんなに辞書引いたの人生初だなぁ~

 いろんな意味で「代数の考え方」は難しかったです。

 「代数の考え方」を担当なさっている先生は、京都大学大学院准教授でいらっしゃいます。

 京都大学の人たちはみなさんあのレベル以上の教科書をお使いなのね・・・凄い・・・

 私には、日本語なのに「読む」ことすら難しかったぁ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


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