今度は『本家』の西遊記なのだ・・・

7月に突然、しかもとても遅ればせながら嵌まってしまった漫画『最遊記』。
 その流れで、本家「西遊記」が読みたい病を発症しました!!

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 岩波文庫西遊記」全10巻。中野美代子訳、全100話。
 これが、日本では結構有名な「西遊記全訳」何だそうです。
 でも、文庫とはいえ、これ一冊が903円なんです!!
 10冊そろえたら・・・9030円!!なのです。
 そこで、ちょっくら「古本屋さん」へ出向きまして、探しました。
 でも、なかったのですね・・・見つけたのは「西遊記二巻と三巻」のみ。
 しかも、訳者が違います(笑)でも、ちゃんと「全訳」なのでOKってことで!

 何がそんなに気になったかといいますと・・・
 旅の前の出来事。天界で孫悟空が犯した罪とか、その前の地上での出来事とか・・・
 あとは、玄奘三蔵法師・猪八戒沙悟浄の前世とその出会い&性格(設定)です!'''

 私が子供ころ、日本では西遊記と言えば、孫悟空は堺正明氏であり、
 玄奘三蔵といえば、まぎれもなく故・夏目雅子女史でした。

 この影響で、学校の図書室で少年文庫的な内容の「西遊記」を読んだ記憶があります。
 でも、ドラマの内容も本の内容も覚えているtのは断片的なものだけでした。
 特に、「始まりと結末」が全く思い出せないのです。
 
 たとえば・・・「金閣銀閣と瓢箪」とか「牛魔王の嫁はラセツニョなのに愛人がいた」とか
 「沙悟浄って確か髑髏首飾りしてた」とか「三蔵法師は妖怪に妊娠させられたはず」とか
 「緒八戒はやたらとグウタラだった」とか、やたら断片的かつ旅の部分のみの記憶しかない・・・

 これは、ドラマの影響と原作(中国の西遊記の原型)が一話完結形式になっていたからです。
 でも、それにしたって「最初と最後」をすっかり忘れてると、気持ち悪いものですね(笑)
 だいたい、私の記憶の中で三蔵法師以外は純粋に「妖怪」だと記憶してたのに、
 1巻を読んでみてわかったのは、旅のお供「4人(白馬も込み)の一応僧」だったてこと!
 ちゃんと「観世音菩薩の約束」で「仏様に帰依してる」のです!!
 孫悟空だけは偶然ですが、観世音菩薩にもらった名前は
 「沙悟浄」「緒悟能」と「悟」が入ってるとか・・・
 三蔵法師と白馬を含め5人の旅の最終目的は、
 この任務(天竺への取経の旅)を遂げた暁の「天界での成仏」だってこと・・・

悟空・八戒・悟浄は・・・
人間になりたいんだと思ってた!


 子供のころの勘違いだと思います(笑)
 そのままの歪められた記憶が、私の「西遊記」への思い込みになってました!

 読書状況は今、2巻に入ったとこです。
 やっと玄奘が出てきた!!でもまだ「三蔵法師」じゃないみたい・・・
 まだまだ読まないといけない・・・あと9巻・・・頑張れ、私!(^_^;)