映画『CLICK』~もしも昨日が選べたら~

 どこかに書いたでしょうか?
 私はアダム・サンドラーが大好き!!
 どうにも大好き。理由なんて判らん!
 顔が良い訳でもないし、スマートな出で立ちなわけでもない・・・
 でも、大好き!カッコイイ!! 最高に男前だぁ♪
 そして、昨年公開の映画『CLICK』を見ました。
 仕事仲間に貸してもらいました。

 今回も気に入らない邦題です・・・(涙)
 内容とはかけ離れた題名なのです・・・まぁ、もう気にしないと決めました。


 アダム・サンドラーって日本ではさほど人気がない・・・
 全然メジャーじゃないし、もしかして、知ってる人のほうが少ないかも・・・
 アメリカでは、超有名人で『稼げる男』なのです。
 映画の脚本や製作に関わり、主演もこなし、
 アメリカではヒットを飛ばす人気コメディアンの一人です。

 でも、日本では人気がないのです。
 日本人女性が好むルックスではないし、
 コメディー映画なので、外国では受けずらいというハンディーもあるかな?
 

 さて、この映画はサンドラーにしては珍しく『お父さん』です。
 大抵は『独身・無責任男』的な役が多い。
 でも絶対に恋は成就すんですよね! コメディーだから当たり前かな?

 このお話は、仕事最優先のお父さんが主人公です。
 お父さんは別段かっこよくもないのに、奥さんは超美人です!!
 二人の子供(息子&娘)も可愛くて、愛犬が一匹の家族です。
 美人の奥さんにも子供達にも愛されています。
 ある日、お父さんは大プロジェクを任されます。
 家族との約束をほったらかしにして、仕事三昧。
 家族はがっかり。お父さんはイライラが募ります。
 そんな時、寝具店の妖しい売場で出合った、妖しい修理工に『万能リモコン』を貰います。
 タダでもらって、返品不可です。でも、超便利なリモコンです。
 テレビもガレージもシャッターも、エアコンも何もかも思いもまま!
 そして、人生も早送り出来るリモコンでした!
 嫌な事は全て早送り出来ます。夫婦喧嘩は早送り、昇進後の自分まで早送り、
 最終的には建築会社の社長になします。苦労や病気も早送り。
 そんなズルイことばかしているうちに、奥さんとのセックスも早送り、
 家族団らんも早送り、望んでいない時でもどんどん早送り・・・
 気付けば自分もすっかり年老いて、離婚もしていて、子供たちと心が離れて、
 自分の父親の死に目にも会えませんでした・・・
 このときになって、『仕事より家庭が大事』と気付くのです。

 『万能リモコン』は、超最新鋭の技術に基き、
 学習し使用者の思考を先取りする昨機能つきで、
 あの妖しい修理工は『死の天使』でした。
 何度かこの『死の天使』にサンドラーは詰め寄ります。
 『こんなこと望んでいない。人生を返して欲しい』と・・・
 でも、昇進を望み、夫婦の会話を疎み、子供たちとの時間を無視した
 『お父さん』の思考にあわせて、『万能リモコン』は仕事で成功する姿だけを
 体験させてくれます。

 孤独の中で、反省しても時は戻りません。
 最後は、人生を悔やみながら雨の中で倒れて死んでしまいます。
 一応、元妻と独立した子供たちの目も前で死ぬことは出来ますが、
 孤独な最後を迎える『お父さん』・・・・

 でも、大丈夫です!
 アダム・サンドラーの映画です!!
 絶対に、救いのない終わり方なんてしません。
 彼は絶対に『コメディー』と追求してくれます!!

 『お父さん』は、寝具店のベッドの上で目覚めます。
 悪夢だったのです・・・全てが夢でした・・・
 喜び勇んで家に戻ります。
 時間はすっかり元通り!! 昇進まで、贅沢は出来ない経済状態。
 ども、反省したお父さんは仕事の為に中止を宣言した家族旅行をしようと言い出して、
 美人の奥さんも子供たちも大はしゃぎ♪ 人生を家族と共に幸せに暮らすことをえらびます。

 でも、テーブルの上には例の『万能リモコン』が!!
 リボン付きで、あの『死の天使』からのメッセージがあります。
 『善人には救いがあるべきだ』と・・・

 アレは事実だったらしいのですが・・・
 お父さんは『万能リモコン』を笑顔でゴミ箱に投げ込み、ハッピーエンド♪



 大好きなのです、アダム・サンドラー!!
 理想のお父さんです。歳は私とそんなに違わないのだけど、
 『BIG DADDY』のときもそう思ったナァ~∑d(≧▽≦*)
 へんなおじさんなんですが、大好きです。
 そして、映画の作り方が好きです。
 コメディーだから、実際は非常に解釈が難しい部分もありますが、
 絶対に不幸な終わり方をしない!!
 不必要に長い映画も作らない!大抵90分~120分以内です。
 長ければ良いってモンではないのです。
 テーマとメッセージをいかに巧く伝えるかが問題です。

 そして、サンドラーが演じる主人公は常に『普通の人』です。
 かっこよくもないし、対してお金持ちでもない。
 恋するときも大抵かっこ悪いし、振られることもあるし、
 口は悪いし、怠け者だったり、いい加減だったり・・・
 絶対どこかにいそうな普通の人です。

 今回『CLICK』を観て凄く嬉しかったことがあります!!

 ナイトライダーの『マイケル』が出てました!!

 デビッド・ハッセルホフさんという俳優さんです。
 サンドラーの上司役でした。
 出てきた瞬間『ワォ!!マイケルだぁ!!』って叫んでました。
 年取っても素敵だな♪ 私に取ってはちょっと間抜けで正義感の強いマイケルは健在でした!

 そして、一番いいたいのは・・・・

 ケイト・ベッキンセイルが超美人∑d(≧▽≦*) 

 私の男性俳優さんの好みは理解されないが、
 女優さんの好みは世界基準だと自負している!

 ケイトは、サンドラーの美人の奥さん役です。
 歳をとった時代も演じていますが、どの瞬間も実に美しい♪
 うっとりするような美人です!! あぁ~大好き\(^o^)/
 笑顔はもう文句なく『今、世界で一番美しい女優の一人』と言っていいと思うし、
 怒った顔も、怒鳴ってる演技の最中も、悲しい顔も、哀れんでいる顔も、
 泣きそうな顔も、不満な表情も、何処もかしこも美人です。
 そして、この映画では常にかわいらしい女性いです。
 芯の強い女性でもありますが、優しく穏やかで、
 女性としての可愛らしさに満ち溢れている♪

 
 昨年、この映画のレヴューを観た時驚きました!
 
 アダム・サンドラーの映画にしては珍しく感動的!
 
 というコメントがありました。 何ですとぉ?????

 アダム・サンドラーの映画は、
 いつだって、超ド級にハッピーで、心温まる感動が根底にあるさ!!


 サンドラーがコメディアンであり、コメディー映画を作る人だから誤解されているのだろう。
 いつもアダム・サンドラーの映画には、愛と幸せが詰まっている。
 『正義とは、善とはなにか?』という問いも必ずある。
 でも、決してそれを前面に押し出したりしないし、
 コメディー俳優としての自分や、コメディー映画のエンターテイメント性を失わない。

 笑えるものが作れる!
 だから、尊敬されるのですよ!


 『コメディアン』って、日本では理解されない高等な職業なのです。
 サンドラーも演技についてきちんと学んだ方です。
 NY大学卒のはずです。 インテリジェントでもあります。


 でも・・・・アダム・サンドラーの英語は聴き取るのが難しい・・・
 NY訛りっぽい上に、舌足らずなしゃべるりかた・・・・
 真似したいけど、ハードルが高い!
 でも、真似したら私の技量じゃ通じない可能性大ですな(笑)