放送大学の科目のご紹介

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 放送大学は正規の大学です。卒業すれば、「学士(教養)」の学位取得となります。
  教養学部教養学科5コースがあります。メディア関連や放送技術に関する専門学校ではありません。
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教養学部教養学科各コースのご案内

 放送大学で学べる「教学部教養学科の各コースの内容」をすこしご紹介しようと思います。

 大体、教養学部ってのが、いまいち解り辛いでしょ?

 「教養学部」というのは、人文科学・社会科学・自然科学に渡って体系的に学ぶ学部です。

 大学では、自分の専攻について深く集中して学ぶ場合が多いのですが、

 放送大学教養学部教養学科のなかに、

 「生活と福祉」「心理と教育」「社会と産業」「人間と文化」「自然と環境」

 という5コースがあり、どれか一つを自分の専攻コースとして選んで学びます。

 私は「自然と環境コース」なので、ここを基準に説明します。

 でも、基本はどのコースでも同じだと思います。


 入学願書提出時に、専攻するコースも決め、最初の学期に習得したい科目を選ぶことになります。

 私の場合は、最終学歴「高卒」で、4年で卒業することを目指したので、

 最初の登録科目は基礎科目を中心に8科目登録して出願しました。

 (入学時には、面接授業の登録は出来ません)

 そして、合格通知と学費納入用の振込用紙が届くので、郵便局などで必要額を入金すれば、

  晴れて「大学生」です♪

 入学式もあります。学生証も発行されます。

 学割が利くようになります!映画が安い!パソコンソフトのアカデミー版が購入できます、お得(笑)

 学費の納入が確認されてから、小包で登録科目分の印刷教材が届きます。
 
 私の場合は、初年度・初学期に登録した科目は、「初歩からの数学」「初歩からの化学」「初歩からの生物学」

 「初歩からの物理学」「英語の基本」「身近な統計」「情報科学の基礎」「保健体育」でした。

 私が入学した時は、保健体育が卒業に必要な必須科目だったのでとりました。

 「情報科学の基礎」は、基礎科目の一段階上の共通科目ですが、

 私は情報処理系の高校の科を卒業していたので、

 割と簡単に理解できました。あとの6科目は基礎科目です。

 授業は半年間(一週間に一回)、全15回です。

 放送大学の授業は「スカパー」で無料で放送されているので、

 スカパー専用アンテナとチューナーを接続すればみられます。

 テレビ番組(205ch)とラジオ番組(500ch)があり、講義によってメディアは決まっています。

 朝から晩まで、時間割通りに300科目近い科目が放送されているので、私は録画して視聴しました。

 この為に、スカパーのチューナーとDVDレコーダーを買いました。<704,000円じゃ卒業できない、私(笑)

 4月1日(10月1日)から講義開始です。あとは、がんばるだけです!!

 途中、通信課題(中間テストみたいな感じ)の提出が必要です。

 教科書と一緒もしくは別送で各教科の通信課題が届くので、印刷教材(教科書)をよく読んで解答し、

 期限までに提出します。これに合格しないと学期末の単位認定試験を受けられません。 

 通信課題の範囲は第8回までです。大変ですが、教科書を見てもいいので、

 がんばって解答して提出します。

 通信課題の合否は、試験日の数週間前に届くので、ドキドキしながら待ちましょう!

 ドキドキしなきゃならないのは私だけかもしれないけど・・・(^_^;)


 このようにして、単位認定試験を受けて合格すれば単位が習得できて、これを繰り返すわけです。




 さて、それでは放送大学で学ぶことのできる科目を一部ご紹介します。

 基礎科目・共通科目・専門科目・総合科目と分類されていいて、

 専門科目はそれぞれのコースの「専攻科目」となりますが、

 自専攻科目だけを履修しないといけないわけではないので、

 所定の範囲内で自専攻以外の専門科目も履修出来ます。

 どたなか一人でも、興味をもっていただける科目を紹介できたら嬉しいです。


基礎科目

 
 初歩からの数学

 初歩からの化学

 初歩からの生物学

 初歩からの物理学

 身近な統計

 数学再入門

 情報の世界

 身近な気象学

 科学的な見方・考え方

 問題発見と解決の技法

 生活とクスリ

 かしこくなる患者学

 教育と心理の巨匠たち

 こころとからだ

 市民と社会を知るために

 哲学への誘い

 アジアと漢字文化

 世界の名作を読む

 コミュニケーション論序説  など


共通科目


≪人文系≫

 基礎教育学

 学校教育論

 心理学入門

 認知心理学概論

 教育心理学概論

 社会心理学の基礎と応用

 精神分析入門

 人格心理学

 現代を生きる哲学

 芸術史と芸術理論

 日本近現代史    など


≪社会系≫

 仕事・所得と資産選択 

 福祉社会入門

 経済学入門

 住まい学入門

 社会統計学

 市民社会と法


 政治学入門

 経済学入門 

 現代の会計

 多様化時代の労働

 技術者理論    など



≪自然系≫

 疾病の成立と回復促進

 人体の構造と機能

 生物集団と地球環境

 物理の世界

 基礎化学

 実験科学とその方法

 宇宙を読み解く

 宇宙の歴史と科学

 惑星地球の進化


 入門線形代数

 解析入門   など


専門科目


≪生活と福祉コース≫

 生活知と科学知

 人口減少社会の生活像

 食と健康

 食品の安全を考える

 公衆衛生

 脳科学の進歩

 感染症と生体防御

 がんの健康科学


 看護学概論

 在宅介護論

 少子化時代の児童福祉   など



≪心理と教育コース≫


 生徒指導
 
 転換期の教師

 計量心理学

 心理学研究法

 認知科学の展開

 基礎発達心理学

 感情の心理学

 記憶の心理学

 乳幼児・児童の心理学

 心の健康と病理

 保育カウンセリング

 思春期・青年期の心理臨床

 心理カウンセリング序論

 肢体不自由児の教育   など


≪社会と産業コース≫

 現代経済学


 日本経済史

 財政学


 社会と銀行

 現代の犯罪と刑罰

 裁判の法と手続き

 企業の組織・取引の法

 市政法と市民

 著作権概論

 西洋政治理論の伝統

 現代の国際政治 ~9・11後の世界~

 現代日本の政治

 ヨーロッパ政治史


 国際経営


 ビジネス・ファイナンス
 
 企業戦略と企業文化

 デザイン工学

 環境デザイン論   など

 
≪人間と文化コース≫
 
 日本の思想
 
 実在と現像学の哲学

 日本美術史

 功利主義分析哲学
 
 考古学

 北東アジアの歴史と朝鮮半島
 
 ヨーロッパの歴史と文化

 アメリカの歴史と文化

 日本語基礎論

 和歌の心と情景

 文献学

 資源人類学

 博物館経営・情報論

 コンピュータのしくみ

 情報ネットワークとセキュリティ    など


≪自然と環境コース≫

 分子生物学
 
 生物界の変遷

 植物の科学

 動物の科学

 細胞生物学

 現代物理
 
 量子化学

 量子物理

 力と運動の物理

 熱と温度

 分子の科学

 進化する宇宙

 太陽系の科学

 地球のダイナミクス

 代数の考え方

 空間とベクトル


 数学とコンピュータ

 統計学  など


総合科目


 「変動する社会と暮らし」

 「社会福祉おける権利擁護」

 「欧米の社会福祉

 「進化と人間行動学」

 「消費者と証券投資」

 「途上国の開発」

 「幸福の社会論」

 「地球的課題と法」

 「環境と社会」

 「日本のマスメディア」

 「社会の中の科学」

 「数理ファイナンス

 「技術革新を支える物質の科学」

 「バイオサイエンスで豊かな暮らし」など


 




 このほかにも、卒業を目指すなら、外国語科目を6単位以上取得しないといけませんので、

 共通科目(一部英語は基礎科目もあり)の外国語科目もあります。英語だけでなく、フランス語・

 ドイツ語・韓国語・中国語・アラビア語の基礎科目があります。

 上では紹介できていない科目もありますので、興味のある方はぜひ、

 放送大学のホームページをご覧になってみて下さいませ。